分子整合栄養医学

オーソモレキュラー栄養療法とは?自分にとって最適な食事や必要な栄養素を知ろう!

人間ドックや健康診断で「異常なし」と言われたにも関わらず、体調不良を感じている方がいます。その原因はもしかしたら、栄養不足かもしれません。

今回は、オーソモレキュラー栄養療法についてご紹介します。初めて聞いた方も、この記事を最後まで見ればしっかりと理解できるはずです。

それでは見ていきましょう!

オーソモレキュラー栄養療法とは

オーソモレキュラー栄養療法とは、薬に頼らずに適切な食事やサプリメント、点滴・糖質コントロールなどを行い、私達の体内にある約60兆個の細胞のはたらきを向上し身体を健康にしていく方法です。

「オーソ(Ortho)」はギリシャ語で「正しい」を意味し、「モレキュラー(Molecular)」はギリシャ語で「分子」を意味します。

オーソモレキュラー栄養療法は、分子レベルで治療をしていくのです。

オーソモレキュラー栄養療法は、日本語だと「栄養療法」「分子栄養学」「分子整合栄養医学」とも呼ばれています。

1960年代に、海外にて精神疾患領域の治療として用いられてきました。現在では、精神疾患だけではなくさまざまな疾患に適用されています。

日本では約3,300施設の医療機関で導入されており、多くの治療成果が報告されています。

個人の体質や体調により、必要な栄養素は異なります。オーソモレキュラー栄養療法ではオーダーメイドの治療ができるため、効率よく健康に近づきます。

副作用はあるの?

新しい治療を行う時に心配なのは、副作用ではないでしょうか?

オーソモレキュラー栄養療法は、食事やサプリメントに含まれる栄養素を使って治療をしていくため、副作用の心配がほとんどありません。

しかし、普段不足している栄養素を取り入れるため、一時的に頭痛・吐き気・消化不良・下痢・便秘・肝機能の低下が生じる場合があります。

少しでも不調を感じた際は、服用を一度中止し医師に必ず相談してください。

オーソモレキュラー栄養療法の3つの輪

オーソモレキュラー栄養療法は、「食事」「サプリメント」「生活習慣」の3つの輪で成り立っています。

1つずつ見ていきましょう。

食事

1つ目の輪は、「食事」です。

食事により血糖値のコントロールやタンパク質の最適な量の摂取を目指します。

中には「たくさんの野菜を食べておけばいいんでしょ?」と考える方もいるかもしれません。しかし、多くの野菜を食べることが最適な食事だとは限りません。

オーソモレキュラー栄養療法では、一人一人に合わせた食事内容を提案するのが特徴です。

サプリメント

2つ目の輪は、「サプリメント」です。

高用量のサプリメントを摂取することで、足りない栄養素の補充を行います。

薬ではないため、副作用が起こりにくいことがメリットです。

オーソモレキュラー栄養療法で使用するサプリメントは、GMP(Good Manufacturing Practice)とよばれる医薬品を製造するための厳しい基準を満たした日本国内の工場で作られています。

高品質・高濃度・高純度が保証されているため、安心して服用できます。

生活習慣

3つ目の輪は、「生活習慣」です。

食事やサプリメントに頼るだけではなく、生活習慣を変えることが重要です。

普段感じているストレスは、栄養素の消費量を増加させ栄養不足の原因となります。生活習慣を変えることでストレスの軽減を図り、オーソモレキュラー栄養療法を効率的に実施しましょう。

よく見られる栄養不足の例

ここからは、よく見られる栄養不足の例をご紹介します。

ご自身が当てはまっていないか確認しながらご覧ください。

ビタミンB群不足

ビタミンB群は、エネルギー生産に欠かすことのできない栄養素です。アトピーや花粉症などの炎症、ストレス、感染症により消費されやすくなります。

〈ビタミンB群不足の症状〉

・しっかり寝ているのに疲れが取れない

・記憶力が低下した

・些細なことでイライラしやすい

・集中力が続かない

・口内炎がよくできる

・音に敏感

・頻繁に悪夢を見る

ビタミンD、カルシウム、イソフラボン不足

加齢とともに骨量は低下していきます。しかし、必要な栄養素の補充と適切な生活習慣により予防することが可能です。

特に女性は閉経をきっかけに、骨量が低下しやすいです。骨粗しょう症にならないように気をつけましょう。

鉄分不足

鉄分不足は、摂取不足の他に胃腸の障害や胃酸分泌の機能低下、成長期・妊娠中に生じやすいです。

〈鉄分不足の症状〉

・立ちくらみやめまいがある

・耳鳴りがある

・頭痛、関節痛、筋肉痛、神経痛がある

・転んでいないのにアザができやすい

・のどに不快感がある

・生理前に不調が出やすい

・夕方になると疲労が出やすい

・化粧品などでかぶれやすい

・冷え性である

タンパク質不足

肉や卵をあまり食べない、ステロイド剤や胃薬を使用している、妊娠・授乳中である方はタンパク質不足になりやすいです。

〈タンパク質不足の症状〉

・筋肉量が低下し疲れやすい

・肌や髪の毛、爪のツヤがなくなる

・免疫力が低下し風邪を引きやすい

・むくみやすい

栄養素の投与例

栄養素の投与例を疾患別にご紹介いたします。

・慢性疲労:ビタミンB群、ビタミンC、チロシン、マグネシウム

・うつ病:トリプトファン、ビタミンC、ビタミンB12、オメガ、葉酸、亜鉛、ナイアシン

・糖尿病:アルファリポ酸

・認知症:ビタミンC、アルファリノレン酸、コリン

・がん:ビタミンC、アルファリポ酸、サルベストロール

・被ばく対策:ビタミンC、アルファリポ酸

・全身性エリテマトーデス(SLE):アルファリポ酸

・パーキンソン病:グルタチオン

以上はあくまでも一例です。

実際には血液検査を行い、一人一人に合わせた治療方針を決定していきます。

治療の流れ

ここからはオーソモレキュラー栄養療法の治療の流れをお伝えします。

問診・血液検査

まずは、問診と血液検査を行います。

これらのデータをオーソモレキュラー栄養療法に基づき解析していきます。

解析することで、現在足りない栄養素を導きだすのです。

治療方針の提案

検査してから約1ヶ月経過した頃に、検査結果(栄養解析レポート)が出ます。

この結果を基に、食生活の改善案や治療方針を提案します。

患者様の同意を得られたら、サプリメントや点滴療法の治療を開始していきます。

再検査・フォローアップ

治療を約3ヶ月続けたあとに再検査をします。

カウンセリングや血液検査を行い、身体にどのような変化が現れたのかを確認していきます。

治療費はいくらかかるの?

オーソモレキュラー栄養療法は、自費診療になります。

医療機関ごとに多少の差はありますが、おおよその目安をお伝えします。

 

・血液検査:60項目で15,000円前後

・栄養解析レポート:15,000円前後

・栄養カウンセリング:5,000円~20,000円程度

・1ヶ月のサプリメント代:10,000~80,000円程度

 

厳しい基準のもとで作られているサプリメントのため、薬局やインターネットで購入できるサプリメントよりも高額になっています。

サプリメントは予算に合わせて調整することが可能なため、お気軽に医療機関へご相談ください。

まとめ

今回は、オーソモレキュラー栄養療法についてご紹介しました。

一度検査を受けることで、自分にとって最適な食事や必要な栄養素を知ることができます。

原因不明な体調不良で悩んでいる方は、ぜひオーソモレキュラー栄養療法をご検討ください。

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